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イエベース住宅会社比較カルテ

一条工務店と秀光ビルドの違いを比較

この2社は、公開情報の作り方がそもそも違います。片方は「家は、性能。」を掲げて断熱と気密の数値を主力商品で前に出し、もう片方は「コミコミ価格品質」と仮契約なしという価格の示し方を前に出していると会社データに書かれています。共通しているところとして並ぶのは、構造の種別と耐震の表記、それに「条件付きの最長保証」の30年です。どれも、掛かる範囲やその年数へ届くまでの条件は同じではありません。比較表に「初期保証」の行はありません。秀光ビルド側には初期10年という年数がありますが、一条工務店側に無条件の初期保証の年数が無く、片側だけの行は表に出さないためです。「公開されている保証の表記」に並ぶのは「最長30年 / 条件付き延長」と「構造10年 / 延長最長30年」で、同じ30年でも、そこへ届くまでの起点と条件が違います。坪単価も対応エリアも商品ラインナップも、値の出どころと粒度がそろっていないので、同じものさしに乗せないでください。

どちらが優れているかの判定はしていません。数値の対象になる商品やプランは会社ごとに違うので、 同じ条件で出した見積りを比べたものとしては読まないでください。

30秒で分かる違い

  1. 施工できる地域が違う

    一条工務店
    45都道府県沖縄・高知を除く / 約510拠点
    秀光ビルド
    24府県拠点49カ所

    建てられる場所がそもそも違うので、ここが合わない会社は先に外れます。

  2. 坪単価の元になっている数字が違う

    一条工務店
    50〜105万円/坪外部参考値
    秀光ビルド
    38.4〜55.8万円/坪外部参考値

    各社の下に、その数字の出どころを書いています。

  3. 構造・工法の書かれ方が違う

    一条工務店
    枠組壁工法系主力商品は2倍耐震訴求
    秀光ビルド
    在来軸組×金物ハイブリッド工法
  4. UA値の公称値の出どころが違う

    一条工務店
    0.25W/㎡K / i-smart モデルプラン / HEAT20 G3 水準 / 公式ZEHページ記載値
    秀光ビルド
    0.46W/㎡K / SK-INFINITY系 / FINE/AVANCE系は等級5・UA値0.6

    どちらも会社全体の平均ではありません。各社の下に、その値がどの商品・どのプランのものかを書いています。

  5. 保証の年数と延ばし方が違う

    一条工務店
    最長30年 / 条件付き延長
    秀光ビルド
    構造10年 / 延長最長30年

一条工務店

ICHIJO Co., Ltd.

株式会社一条工務店。設立は1978年9月、会社概要では本社が東京都江東区、浜松本社が静岡県浜松市と2つ並べて書かれ、上場区分は「非上場 / 独立系」です。会社概要に並ぶ数字は、資本金2億7,460万円も、従業員数の約7,100名も、2025年3月期の売上高5,664億円も、そろって「グループ関連企業を含む」という但し書き付きで公開されています。会社名に「工務店」と入りますが、公開されている対応エリアは45都道府県・約510拠点で、沖縄・高知を除くと書かれています。比較表に出る工法の表記「枠組壁工法系」は主力商品のもので、会社概要の主要構造欄には軸組工法系も並記されています。同じ社名でも、選ぶ商品で工法が入れ替わります。グラン・スマート、アイ・スマート、HUGmeはいずれも商品名で、性能を前に出した主力商品と、価格を抑えて検討できる位置付けの規格・セミオーダー型が同じ社名の下に並んでいます。会社データには契約の相手や契約条件を示す項目が無いため、このページではそこに触れていません。実際の契約書と保証書で確かめてください。

会社データ評価5段階中4.6
一条工務店の詳細を見る

秀光ビルド

SHUKOBUILD Co., Ltd.

株式会社秀光ビルド。創立1991年、1996年に株式会社化で、本社は石川県加賀市山代温泉、上場区分は「非上場 / 独立系」です。会社概要の資本金7,800万円と従業員数716名には集計範囲の注記が無く、売上高457億円には「第34期 / 単体」と添えられています。事業は住宅の設計・施工・監理だけでなく、住宅関連商品の販売、建築資材の製造販売、不動産の売買・仲介まで会社概要に並びます。SK-FINE、SK-AVANCE、SK-INFINITYは断熱性能で分かれた商品のグレード名で、会社名ではありません。会社データには、社名のよく似た別の法人があることも明記されています。検索で見つけた情報がこの会社のものかどうかは、正式社名と本社の所在地で先に突き合わせてください。契約の相手や契約条件を示す項目は会社データに無いので、こちらも書面での確認になります。

会社データ評価5段階中4.5
秀光ビルドの詳細を見る

共通しているところ、違うところ

両社そろって公開している項目だけを取り上げています。値の出所と適用条件は「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

共通しているところ

  • 構造の種別どちらも 木造
  • 耐震どちらも 住宅性能表示制度 等級3
  • 条件付きの最長保証どちらも 30年

違うところ

「30秒で分かる違い」に出した5件を除いた残りです。

  • 断熱等性能等級一条工務店 6–7秀光ビルド 5–6
  • 主な商品ラインナップ一条工務店 グラン・スマート・アイ・スマート・HUGme秀光ビルド SK-FINE・SK-AVANCE・SK-INFINITY

項目ごとに並べて確認する

両社そろって公開されている項目だけを 11 行並べています。 どちらも公開していない項目と、片方だけの任意項目は、並べても比較にならないので出していません。 数値の下にあるのが、その値の出所と適用条件です。

→ 横にスクロールすると秀光ビルドの列が見えます。項目名の列は左に残ります。

一条工務店秀光ビルドの公開情報の比較表
項目一条工務店秀光ビルド
坪単価の目安会社ごとに算出の元が違います。同じ条件の見積り比較ではありません50〜105万円/坪外部参考値38.4〜55.8万円/坪外部参考値
対応エリア会社が公開している対応エリアの表記です。展示場・拠点の所在地ではありません45都道府県沖縄・高知を除く / 約510拠点24府県拠点49カ所
構造の種別木造木造
公開されている工法の表記枠組壁工法系主力商品は2倍耐震訴求在来軸組×金物ハイブリッド工法
UA値数値が小さいほど熱が逃げにくい。会社全体の平均ではなく、下に書いた商品の公称値です0.25W/㎡K / i-smart モデルプラン / HEAT20 G3 水準 / 公式ZEHページ記載値0.46W/㎡K / SK-INFINITY系 / FINE/AVANCE系は等級5・UA値0.6
断熱等性能等級会社が公開している表記のままです。「等級6」と「等級6相当」は同じではありません6–7標準等級6 / 主力2商品 等級7 / グラン・スマート / アイ・スマートで等級7標準5–6FINE系等級5 / INFINITY系等級6 / 吹付断熱材 / Low-E複層ガラス
耐震会社が公開している表記のままです。「等級3」と「等級3相当」は同じではありません住宅性能表示制度 等級3主力商品で耐震等級3 / 2倍耐震訴求住宅性能表示制度 等級3許容応力度計算 / 制震ダンパーSK4.1
公開されている保証の表記会社ページに載っている文言そのままです最長30年 / 条件付き延長構造10年 / 延長最長30年
条件付きの最長保証延長には所定の点検と有償のメンテナンスが要ります。対象の部位も条件も会社ごとに違います30年30年
主な商品ラインナップグラン・スマート・アイ・スマート・HUGmeSK-FINE・SK-AVANCE・SK-INFINITY
情報の確認日2026年7月28日2026年7月28日

坪単価と価格の出し方

一条工務店は50〜105万円/坪、秀光ビルドは38.4〜55.8万円/坪と公開されています。表示上の数値が重なるのは50〜55.8万円/坪の範囲で、幅は約5.8万円/坪です。ただしこれは数字の見た目が重なるというだけで、予算に合うかどうかの判定にはなりません。同じ条件で見積りを取ってから比べてください。

どちらの数字も外部参考値です。会社が見積りとして出した金額ではなく、同じ条件で算出されたものかどうかも公開情報からは分かりません。

一条工務店の価格の出し方

外部参考値の坪単価レンジ:50〜105万円

  • HUGme本体1,490万円〜
  • HUGme fam W本体1,630万円〜

このほかに、公式ページで金額を出していない区分が1件あります。

秀光ビルドの価格の出し方

外部参考値の坪単価レンジ:38.4〜55.8万円

公式の商品ページに金額の掲載はなく、個別見積りが前提です。

このほかに、公式ページで金額を出していない区分が2件あります。

対応エリアの重なり

一条工務店は45都道府県、秀光ビルドは24府県と公開しています。秀光ビルドは件数だけを公開していて都道府県名が分からないため、このページでは重なる地域の具体名を書きません。建築地が対象に入るかは直接確認してください。

秀光ビルドの表記に添えられている「拠点49カ所」は拠点や展示場の数で、施工できる地域の広さではありません。

断熱・耐震・構造

値の性格は会社ごとに違います。特定の商品・プランの公称値のこともあれば、 全棟実測の平均のこともあります。その値が何のものかは「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

UA値

一条工務店
0.25W/㎡K / i-smart モデルプラン / HEAT20 G3 水準 / 公式ZEHページ記載値
秀光ビルド
0.46W/㎡K / SK-INFINITY系 / FINE/AVANCE系は等級5・UA値0.6

断熱等性能等級

一条工務店
6–7標準等級6 / 主力2商品 等級7 / グラン・スマート / アイ・スマートで等級7標準
秀光ビルド
5–6FINE系等級5 / INFINITY系等級6 / 吹付断熱材 / Low-E複層ガラス

耐震

一条工務店
住宅性能表示制度 等級3主力商品で耐震等級3 / 2倍耐震訴求
秀光ビルド
住宅性能表示制度 等級3許容応力度計算 / 制震ダンパーSK4.1

構造の種別

一条工務店
木造
秀光ビルド
木造

公開されている工法の表記

一条工務店
枠組壁工法系主力商品は2倍耐震訴求
秀光ビルド
在来軸組×金物ハイブリッド工法

保証とアフターサービス

一条工務店

  • 最長30年 / 条件付き延長公式アフターサポートは「安心30年長期保証」を掲載し、15年目の無償点検で有償メンテナンスが必要と認められる工事を受けられると、最長30年目まで保証を延長できると案内しています。無条件の初期保証の年数は公式に明示がなく、短期保証は商品によって期間が異なると記載されています。対象部位・免責事項は保証書で書面確認が前提となります。
  • 定期点検 / シロアリ予防 / フィルター10年無償定期点検・シロアリ予防工事の無償実施、ロスガード90のフィルター10年分無償提供を公式に掲載。点検スケジュールの年次は中央公式で明示確認に至らず、契約店舗で書面確認が前提となります。

節目:0年 引渡し / 10年 フィルター10年分無償提供 / 20年 定期点検 / シロアリ予防 / 30年 条件を満たした場合の保証延長の上限 / 50年 長期メンテナンス運用

秀光ビルド

  • 構造10年 / 延長最長30年構造耐力上主要な部分の初期保証は10年で、必要な手続きにより最長30年まで延長できます。防水保証も初期10年、シロアリ保証も初期10年で運用し、地盤保証は20年で設定されています。
  • 24時間365日受付 / サポートアプリプレミアムサポート10年で生活トラブルを24時間365日受け付け、住まいの長期サポート30年でチャット・電話相談に対応します。住宅設備の延長保証は有償オプションで最長10年です。ここに出てくる延長の条件が、この枠に掛かるのか、同じ会社のほかの保証に掛かるのかは、 この枠の書き方だけでは切り分けられません。対象は保証書でご確認ください。

節目:0年 引渡し / 2・5年 定期点検 / 10年 構造初期保証満了 / 延長条件確認 / 20年 地盤保証の運用範囲 / 30年 構造保証の延長上限

上に出ているのは、各社が公開している保証の枠組みです。一条工務店は、 対象部位の内訳と有償メンテナンスの中身を「保証書で書面確認が前提」としていて、 会社ページの範囲では部位ごとの内訳までは分かりません。 延長のときに必要になる工事の仕様・個別の金額・免責の範囲は、どちらの公開情報にも書かれていません。 契約前に保証書で対象と条件を確認してください。

商品と設計の自由度

一条工務店の主な商品

  • グラン・スマート
  • アイ・スマート
  • HUGme

秀光ビルドの主な商品

  • SK-FINE
  • SK-AVANCE
  • SK-INFINITY

条件別に候補を残しやすいのはどちらか

総合的にどちらが良いかは決めていません。優先する条件を先に決めたときに、公開情報のうえで候補として残しやすいのはどちらか、という整理です。

  • 建てる場所が決まっている

    一条工務店は45都道府県、秀光ビルドは24府県。公開表記は一条工務店が「沖縄・高知を除く」。建築地が対象に入るかで候補が絞られます。ここが合わない会社は、ほかの条件を見る前に外れます。

  • 予算の上限を先に決めている

    坪単価の目安は 一条工務店 50〜105万円/坪(外部参考値)、秀光ビルド 38.4〜55.8万円/坪(外部参考値) と公開されています。一条工務店はHUGme 本体1,490万円〜、HUGme fam W 本体1,630万円〜を公式に出しているので、見積り前でも金額の見当を付けやすい構成です。どちらの数字も総額ではないので、この欄だけで候補を絞れるものではありません。

  • 断熱の数値を重視する

    UA値は 一条工務店 0.25(W/㎡K / i-smart モデルプラン / HEAT20 G3 水準 / 公式ZEHページ記載値) / 秀光ビルド 0.46(W/㎡K / SK-INFINITY系 / FINE/AVANCE系は等級5・UA値0.6)。ただしどちらも特定の商品・プランの公称値なので、検討する商品でも同じ値になるかを確認してからでないと、この軸では選べません。

  • 引渡し後の保証を長く見たい

    公開されている保証の表記は 一条工務店 最長30年 / 条件付き延長、秀光ビルド 構造10年 / 延長最長30年 と公開されています。年数だけでなく、延長に必要な点検・補修の内容と費用まで含めて比べないと差が分かりません。

一条工務店と秀光ビルドを比べるときの注意点

  • 比較表に「初期保証」の行はなく、保証で並ぶのは「公開されている保証の表記」と「条件付きの最長保証」の2行です。そこに出てくる年数は、同じ数え方のものではありません。一条工務店側の会社データで保証の枠に入っている値は「最長30年 / 条件付き延長」だけで、部位ごとの内訳がありません。部位ごとの対象範囲と、有償メンテナンスの具体的な工事仕様や費用は保証書での書面確認が前提だと、同じ枠の説明文が添えています。延長の条件そのものは、次に書くとおり公式に公開されています。ただし「最長60年以上」や「無期限」にあたる年数は公式に確認できないと、別の項に書かれています。公式のアフターサポートに書かれているのは条件付きの形で、15年目の無償点検で有償メンテナンスが必要と認められる工事を受けることにより、最長30年目まで保証を延長できる、という案内です。秀光ビルド側は、構造耐力上主要な部分の初期保証が10年で、必要な手続きにより最長30年まで延長できると会社データに書かれています。公式の保証案内でも、延長は10年ごとの更新で最長30年まで、延長を希望する場合は点検を無償で行い、不具合が見つかった場合はメンテナンスが必要で補修費用は別途、という条件が付いています。つまり「条件付きの最長保証」に並ぶ30年と30年は、一条工務店側では15年目の条件を満たして届くと公式に案内されている上限、秀光ビルド側では構造の初期保証10年を延長して届く上限で、起点が別々です。「公開されている保証の表記」に出てくる「構造10年」が、その秀光ビルド側の起点にあたります。同じものさしで測った保証の長さではないので、数字がそろって見えることを、中身までそろっている証拠として読まないでください。

  • 点検が無償かどうかと、その点検で必要と判断された工事が無償かどうかは、別々に決まっています。一条工務店側の会社データに載っているのは、定期点検とシロアリ予防工事の無償実施、それと換気システムのフィルター10年分の無償提供です。点検の年次そのものは中央公式で明示確認に至らず、契約店舗での書面確認が前提だとも書かれています。公式のアフターサポートでは、保証を続ける条件として、無料点検と無償のシロアリ予防工事に加えて、防水について会社がメンテナンス工事が必要と判断した場合の無償補修工事と有償補修工事の両方が並んでいます。秀光ビルド側の会社データでは、定期点検が2年目・5年目・10年目の3回、24時間365日の受付はプレミアムサポート10年、住宅設備の延長保証は有償オプションで最長10年、という書き分けです。公式でも、延長のための点検は無償で、不具合が見つかったときのメンテナンスは補修費用が別途と案内されています。無償で受けられるものと自己負担になるものの線は会社ごとに引かれ方が違うので、点検・予防工事・補修工事・設備の保証を分けて確かめてください。

  • 坪単価の行に並ぶ50〜105万円/坪と38.4〜55.8万円/坪は、どちらも会社が公表した金額ではなく外部の参考値ですが、条件の書かれ方が対称ではありません。秀光ビルド側の参考値には、延床35坪・約117平米で参考本体価格1,344万円からという算出条件と、1つの店舗ページから取った値であることが会社データに書かれています。一条工務店側の参考値には、そうした算出条件が会社データに書かれていません。公式に金額が出ている範囲も対称ではありません。一条工務店側は、100プランから選ぶ規格・セミオーダー型のHUGmeに本体1,490万円〜、その寒冷地専用の派生商品であるHUGme fam Wに本体1,630万円〜、北海道専用モデルに1,710万円〜という公式表示があり、グラン・スマートやアイ・スマートは見積もり依頼と書かれています。秀光ビルド側は、会社データに載る価格の分類が外部ポータルの参考値と見積もり依頼で、公式に金額を出している商品は入っていません。「コミコミ価格品質」は工事や設備まで含めた総額の考え方についての訴求で、金額そのものの公表とは別の話です。金額が税込なのか税別なのかは、どちらの会社データにも書かれていません。

  • 耐震の行は左右とも「住宅性能表示制度 等級3」という同じ文字列で並びますが、その等級がどこまでの商品に掛かるかは違います。一条工務店側の注記は「主力商品で耐震等級3 / 2倍耐震訴求」で、許容応力度計算や全棟構造計算をどう運用しているかは契約前に書面で確認するのが前提だと会社データに書かれています。秀光ビルド側は全商品で耐震等級3を標準とし、許容応力度計算とオリジナル耐力面材、制震ダンパーSK4.1を組み合わせると会社データに書かれています。ただし制震ダンパーSK4.1はSK-FINEではオプション扱いで、標準に入る範囲はグレードで変わります。制震の装置は耐震等級とは別の軸の話なので、等級の数字に足して読まないでください。文字列がそろっていることを、同じ範囲で同じ等級を取っているという意味に取らないでください。

  • UA値の0.25と0.46は、どちらも会社全体の値ではなく、それぞれ上のほうの商品から取られた数字です。一条工務店側の0.25はアイ・スマートのモデルプランの公式値、秀光ビルド側の0.46はSK-INFINITY系の公式商品紹介値です。断熱等性能等級の行に出る「6–7」と「5–6」も、1つの等級ではなく幅です。一条工務店側の7は2026年4月発表でグラン・スマートとアイ・スマートに標準仕様化された等級で、それ以外の商品は等級6対応という書き分けになっています。秀光ビルド側の6はSK-INFINITY系の値で、SK-FINE系とSK-AVANCE系については断熱等級5・UA値0.6と会社データに書かれています。上の数字だけを取って会社の標準として読まず、検討している商品の仕様書に載る値でそろえてください。なお気密のC値の行は表に出ていません。一条工務店側はⅢ地域以南に限った平均実測値0.59を公開していますが、秀光ビルド側はC値の公式公表値が確認できないと会社データに書かれていて、両社そろわないため行が落ちています。公開が無いことは、気密が低いという意味ではありません。

  • 「主な商品ラインナップ」の行に3つずつ並びますが、左右で並んでいるものの性格が違います。秀光ビルド側のSK-FINE・SK-AVANCE・SK-INFINITYは断熱性能で階段状に分かれたグレードで、会社データにはこのほかにブランメゾン系、自由設計のCOMFORT DESIGN、規格住宅のREAL DESIGN、耐震シミュレーションと地震保証を足したプラスシリーズも書かれています。一条工務店側のグラン・スマート、アイ・スマート、HUGmeは公式ラインナップ13系統のうちの3つで、性能を前に出した主力商品2つと、規格・セミオーダー型が1つという混成です。行に出ていない商品のほうが多いので、この3つを会社の全体像として読まないでください。あわせて「設計の自由度」と「対応する家のタイプ」の行は表に出ていません。前者は両社そろって判定が付いたときだけ出る行で、いま「自由設計に対応」の判定が付いているのは一条工務店側だけです。秀光ビルド側に判定が付いていないのは、自由設計に対応していないという意味ではありません。会社データには自由設計のCOMFORT DESIGNと規格住宅のREAL DESIGNから選べる二択構成だと書かれていて、商品としての自由設計は載っているのに派生データの判定だけが空のままです。一条工務店側で規格・セミオーダー型と書かれているのはHUGme1商品で、行が出ないことと、それぞれのラインアップの性格は別の話です。後者は秀光ビルド側にしか値が入っておらず、一条工務店側は商品説明に平屋・3階建てのカテゴリがあるのに派生データが空のままです。行が立たないことを、対応していないという意味に取らないでください。

両社へ確認したい質問

公開情報だけでは埋まらないところです。同じ質問を両社にすると、返ってくる形で比べられます。

  1. この坪単価には、付帯工事費・諸費用・外構は含まれますか。含まれないものを一覧で出してください。

    なぜ聞くか:表に出ている 一条工務店 50〜105万円/坪(外部参考値) / 秀光ビルド 38.4〜55.8万円/坪(外部参考値) は、どちらも本体価格や参考値であって、総額ではないため。

  2. 検討している商品では、UA値はいくつになりますか。標準仕様ですか、オプションですか。

    なぜ聞くか:公開されている値は 一条工務店 0.25(W/㎡K / i-smart モデルプラン / HEAT20 G3 水準 / 公式ZEHページ記載値)、秀光ビルド 0.46(W/㎡K / SK-INFINITY系 / FINE/AVANCE系は等級5・UA値0.6) で、どちらも特定の商品・プランの値だから。商品が変われば同じ値にならない。

  3. 見積りは、どの商品・どのグレードで、延床何坪の想定ですか。その金額に、照明・カーテン・エアコン・屋外給排水・建築確認申請・地盤改良・外構・諸費用のどれが入っていて、どれが別ですか。提示される金額は、税込と税別のどちらで出ていますか。

    なぜ聞くか:表の坪単価は両社とも外部の参考値で、片方には延床35坪・約117平米で参考本体価格1,344万円からという算出条件が会社データに書かれ、もう片方にはその算出条件が書かれていません。公式に金額が出ているのも片方の規格・セミオーダー型商品の本体価格だけで、総額に何が含まれるかは金額の出し方ごとに変わります。税込か税別かはどちらの会社データにも書かれていないため。

  4. 検討している商品とグレードでは、仕様書に載るUA値と断熱等性能等級はいくつになりますか。その値は標準仕様ですか、追加費用のかかる仕様ですか。引き渡す家で気密測定を行い、その数値を書面でもらえますか。

    なぜ聞くか:UA値の0.25と0.46はどちらも上のほうの商品・グレードの公称値で、会社全体の値ではありません。断熱等性能等級の行も「6–7」「5–6」という幅で、上の等級は片方が2商品に限った標準仕様化、もう片方が上位グレードに限った値です。C値は片方が地域を限った平均実測値、もう片方は公式公表値が確認できないと会社データに書かれていて、自分の家の数値は別に確かめる必要があるため。

  5. 検討している商品で、住宅性能表示制度の評価書は出ますか。構造計算は許容応力度計算で行いますか。制震の装置はその商品では標準ですか、オプションですか。

    なぜ聞くか:耐震の行は左右とも同じ文字列ですが、片方は「主力商品で」という注記が付き、許容応力度計算や全棟構造計算の運用は契約前に書面で確認するのが前提だと会社データに書かれています。もう片方は全商品で標準と書かれている一方、制震ダンパーは下のグレードではオプション扱いです。同じ表記でも掛かる範囲が違うため。

  6. 保証書では、どの部位の保証が何年から始まりますか。年数を延ばすには何年目にどの点検を受け、どの工事を行う必要がありますか。その点検と工事のうち、費用がこちら負担になるのはどれですか。更新は何年ごとで、更新しなかった場合は何年で終わりますか。

    なぜ聞くか:表の「条件付きの最長保証」に出ている30年と30年は、片方が15年目の無償点検で必要と認められた有償メンテナンス工事を受けて届く上限、もう片方が構造の初期保証10年を更新して届く上限で、数え方が違います。片方は対象部位と有償メンテナンスの内容が保証書での書面確認前提だと会社データに書かれ、もう片方は延長条件の詳細が約款確認前提だと書かれています。延長の条件そのものは両社とも公式に公開されていますが、必要になる工事の具体的な仕様と金額はどちらの公開情報にも出ていないため。

この2社以外とも比べる

比較表では最大4社まで並べられます。会社を入れ替えても、項目はこのページと同じです。

出典と確認日

このページの数値は、下の会社ページに掲載している公開情報から取っています。数値の元になった各社の公式ページは、会社ページの出典欄に記載しています。

このページの情報は2026年7月28日時点のものです。掲載後に各社が内容を更新している場合があります。

会社データ評価は、各社が公開している情報を同じ基準で整理・採点したものです。採点方法を見る