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家づくりの基礎知識

住友林業の坪単価は実際いくら?商品別の価格帯と総額の見積もり方

住友林業の坪単価は実際いくら?商品別の価格帯と総額の見積もり方

住友林業で建てたいと思っていても、坪単価が実際いくらなのか、自分の予算で届くのかが気になっていませんか?

この記事は、住友林業を候補に入れて予算を考え始めた方や、見積もりを取る前に坪単価と総額の関係を知っておきたい方のために書きました。

住友林業の決算資料にある、引き渡しを終えた住宅の数字で計算すると、坪単価の目安は約136.9万円から142.0万円です。この数字に何が含まれるのか、総額や家計にどうつなげればよいのかを、宅建士・FPの視点でまとめました。

この記事でわかること

  • 住友林業の公表値から計算した坪単価の目安と、含まれる費用の範囲を読むときの注意点
  • 主な商品の公表価格と、30坪・35坪・40坪で予算を考えるための試算額
  • 土地代や諸費用まで含めた総額の考え方と、住宅ローンを組む前に見ておきたいこと

読み終えるころには、見積書を受け取ったとき、どの数字から見ればよいかがわかるはずです。自分の予算に当てはめて考えたいときは、オンラインの無料相談も使えます。

目次
  1. 住友林業の坪単価はいくら?公式実績から求めた目安
  2. 商品ごとの価格はどのくらい?公表額と条件を比べる
  3. 30坪・35坪・40坪の予算を考える目安
  4. 坪単価と総額の違いを押さえて見積もりを比べる
  5. 宅建士・FPと考える住宅ローンと入居後の家計
  6. よくある質問
  7. まとめ

住友林業の坪単価はいくら?公式実績から求めた目安

住友林業の坪単価は、約136.9万〜142.0万円が目安です。もとにしたのは、住友林業の「Financial Factbook」2026年12月期第2四半期資料にある、戸建注文住宅の数字です。

計算には、そのうち2025年通期と2026年1〜6月の引き渡しの実績を使っています。

販売単価と坪数から計算すると約136.9万〜142.0万円

2025年通期の販売単価4,860万円を35.5坪で割ると、約136.9万円です。2026年1〜6月は、5,000万円を35.2坪で割って約142.0万円になります。どちらも四捨五入して小数第1位までにし、表にまとめました。

対象期間販売単価坪数計算した坪単価
2025年通期4,860万円35.5坪約136.9万円
2026年1〜6月5,000万円35.2坪約142.0万円

2025年は通期、2026年は1〜6月の集計なので、期間の長さがそろっていません。この差を値上がりの大きさとは読まずに、住友林業で予算を考えるときの目安の幅として見ます。

この幅が、希望する広さでいくらかかりそうかを考えるときの、最初の物差しです。

会社ページの本体価格帯と坪単価の違い

イエベースの住友林業の会社ページでは、主力商品の本体価格帯として3,000万〜5,000万円超を載せています。こちらは坪単価ではなく、商品ごとの本体価格のおおよその幅を表しています。

一方、さきほどの坪単価の目安は、1棟あたりの実績を広さで割って出した数字です。もとの数字が違うため、2つを並べて高い安いを比べるものではありません。会社ページに載る3,000万〜5,000万円超は、あくまで主力商品の本体価格帯です。

坪単価の計算に使った決算資料では、2025年通期の販売単価は4,860万円でした。

この資料には、賃貸併用住宅の計上を変えたことに合わせて、過去の実績もさかのぼって修正したという注記があります。坪単価の計算も、同じ資料の4,860万円でそろえました。

商品の位置づけを知りたいなら会社ページの価格帯、広さあたりの予算を考えるなら坪単価と、目的で使い分けると混乱しにくくなります。見積もりの段階では、どちらの数字よりも、その家の見積書の金額を判断のもとにします。

商品ごとの価格はどのくらい?公表額と条件を比べる

受注価格帯とは、受注の多い価格の帯として、決算説明に出てくる金額のことです。発売時の価格は2007年から2021年までの資料にあり、どれもその年の条件で出された数字です。

発売当時の年と条件を確かめるための数字として読み、検討中の家の見積額や坪数別の試算とは分けて考えます。

受注価格帯と発売時価格を商品別に並べる

5つの商品について、金額が示された年、価格の種類、面積の表記と税の扱いを表にまとめました。

商品名資料の年公表額価格の種類面積と税の条件
Forest Selection2026年12月期第1四半期の決算説明3,500万円前後受注価格帯対応する坪数と税込税抜は不明
MyForest BF2021年の発売時3.3㎡あたり83万円モデルプランの本体価格税込み、面積は記載なし
Forest Selection BF2017年の発売時3.3㎡あたり58万円本体価格施工面積40.6坪のモデルケース、税は明記なし
Proudio2012年のリニューアル発売時3.3㎡あたり62万円から本体価格税込、面積は資料になし
MyForest-GRAND LIFE2007年のリニューアル発売時3.3㎡あたり53万円台より本体か総額かは不明税込み、面積の記載なし

Forest Selectionは、1000を超える間取りから選ぶセミオーダーの商品です。2026年12月期第1四半期の決算説明では、3,500万円前後の価格帯で受注を確保しているとされています。

この金額が本体価格・定価・最低価格のどれに当たるかは、明記されていません。面積の情報もないので、坪単価への換算はしないでおきます。

残りの4つは発売時の価格で、どれも「3.3㎡あたり」の金額です。

MyForest BFは、ビッグフレーム構法を採用した商品です。2021年の発売時に、住友林業のモデルプランの本体価格として、税込みで3.3㎡あたり83万円と示されました。モデルプランの広さは、資料に載っていません。

Forest Selection BFもビッグフレーム構法の商品で、一部のエリアではマルチバランス構法を使います。2017年の発売時の本体価格は、施工面積40.6坪のモデルケースで3.3㎡あたり58万円でした。税込か税抜かは示されていません。

Proudioの構造には、マルチバランス構法、ビッグフレーム構法、ツーバイフォー構法が挙がっています。2012年に改めて発売された際の本体価格は、税込みで3.3㎡あたり62万円からです。「から」は価格の始まりを表す言葉で、上限ではありません。

MyForest-GRAND LIFEは、MB構法、つまりマルチバランス構法の商品です。2007年に改めて発売されたときは、税込みで3.3㎡あたり53万円台よりと示されました。

本体価格なのか総額なのかは、資料では区別されていません。MB構法を採用した商品の、発売時の公表額です。

My Forest・GRAND LIFE・PROUDIOは個別の見積もりで比べる

My Forestを検討するときは、MyForest BFの2021年の価格を当てはめません。GRAND LIFEも、MyForest-GRAND LIFEの2007年の価格とは切り離して考えます。PROUDIOでも、Proudioの2012年の価格を目安にしないほうが無難です。

3つの商品は、希望の広さと間取りを決めてから見積もりを取り、同じ条件で並べるのが基本です。本体に何が入っているかがわかる形で出してもらうと、商品ごとの違いが見えてきます。

見積もりを頼んだときの担当者の対応や、契約前に気をつけたい点は、住友林業の評判・口コミの記事でくわしく紹介しています。

30坪・35坪・40坪の予算を考える目安

30坪・35坪・40坪で予算を考えるときの試算額は、坪単価の目安に希望の坪数を掛けて出します。

計算には、最初に求めた約136.9万〜142.0万円を、四捨五入した値のまま使います。公式の坪数別の価格表でも見積もりの実例でもないので、この金額で建てられるという意味ではありません。

30坪・35坪・40坪の試算額

計算すると、30坪で4,107万〜4,260万円、35坪で4,791.5万〜4,970万円、40坪で5,476万〜5,680万円です。坪数ごとの計算式と金額を、表にまとめました。

坪数計算式計算額
30坪坪単価×30坪4,107万〜4,260万円
35坪坪単価×35坪4,791.5万〜4,970万円
40坪坪単価×40坪5,476万〜5,680万円

35坪は、資料にある35.2坪や35.5坪に近い広さです。3つのうちでは、計算の前提にいちばん近い目安として読めます。

30坪は資料の坪数より小さく、40坪は大きい計画です。どちらも、坪単価が同じままという前提で計算しています。

表の金額は、予算を考えるための試算額です。見積もりと比べるときは、含まれる費用の範囲をそろえます。差が大きいときは、本体に入っている工事や設備の範囲から見直すと、理由がつかめます。

土地代・付帯工事・諸費用は別に見積もる

この計算には、土地代・付帯工事・諸費用を足していません。住友林業の家づくりマネーガイドでも、注文住宅には本体価格のほかに別途工事費がかかると説明しています。

必要な資金を出すときは、見積もりにどこまで含まれているかを確かめて、同じ費用を二重に足さないようにします。

地盤や引き込みは、敷地を調べてはじめて金額が見えてくる費用です。

部屋の配置や設備の仕様、建てる土地の条件をそろえて見積もりを依頼し、本体の金額と別に必要なお金を分けて出してもらいます。

希望の広さでいくら見込めばよいか迷ったら、見積もりの内訳の見方から相談できます。相談は無料のオンライン30分で、営業電話もありません。

坪単価と総額の違いを押さえて見積もりを比べる

見積もりを比べるときは、金額に含まれる工事と、計算に使った広さの条件をそろえます。

本体価格に含まれる工事と面積をそろえる

見積書でまず見たいのは、面積が延床面積か施工面積か、金額が税込か税抜かの2点です。同じ家でも、割る面積が広いほど坪単価は低く見えます。

本体にどの設備が入るかも、見積書ごとに違いが出るところです。家づくりマネーガイドでは、コンセントや配管の工事費は本体工事費に含まれるとしています。冷暖房器と取り付け工事費、床暖房、24時間換気などは、別途工事の場合があるとも書かれています。

変更の例として参考になるのが、Forest Selectionの公式ページです。選んだ間取りにオーダーを加えて変更が可能だと案内し、リビング・ダイニング前の窓を広げて勾配天井にする例を紹介しています。

ほかにも、リビング横を和室からワークスペースに変える例や、キッチンのコンロ前の壁と手元の収納を取り払ってフルオープンにする例があります。

こうした変更が無料か、標準の範囲に入るかは、プランごとの確認が欠かせません。床の広さや部屋の配置、選ぶ設備をそろえて見積もりを取り、変えた希望と金額の増減を並べて書くと、違いがはっきりします。

土地代・別途工事・諸費用を含めて総額を比べる

住宅を買う資金は、土地と建物の価格に諸費用を加えた額です。総額は、本体価格・土地代・付帯工事・諸費用の4つに分けて考えると、抜けている費用に気づきやすくなります。

マネーガイドには、地盤の調査や改良、外構工事のほか、冷暖房設備やカーテンの工事、ガス・給排水管の引き込みが挙がっています。外構は壁やカーポート、植木、物置、敷石などの工事で、カーテンは代金と取り付け費を合わせた費用です。

建物を建てるときは建築確認申請をして確認済み証の交付を受けるので、その申請料も同じ一覧に入っています。

諸費用として見込んでおきたいのは、税金や各種の手数料、引っ越しの費用、家財の購入代です。税金には、不動産登記にかかる登録免許税や、不動産のある都道府県が課税する不動産取得税があります。

新築の建物では、所有権保存登記の前提として、建物表題登記も必要です。

手数料の代表は、仲介業者を通して土地を買う場合にだけかかる仲介手数料や、住宅ローンの手数料です。住宅ローンを組むと、抵当権設定の際に司法書士へ払う登記手数料もかかります。これは登録免許税とは別に払う費用です。

すでに土地を持っている場合と、これから買う場合とでも、総額の組み立ては変わります。公式の資金シミュレーションも、土地をこれから購入する場合に土地価格を入れる形です。

土地を持っている場合も、地盤の改良や配管の引き込みにかかる費用を、見積もりで確かめておきます。

宅建士・FPと考える住宅ローンと入居後の家計

家づくりにかかるお金を合計し、住宅の取得に充てる自己資金を引くと、借り入れを考える額がわかります。住友林業のシミュレーションでも、購入に必要なお金から自分で用意する分を引いて、借入額を求めます。

借りる額を先に決めるのではなく、総額と手元のお金から逆算する順番です。

自己資金と毎月の支出から借入額を考える

自己資金といっても、手元のお金をすべて家に回す必要はありません。生活費の備えや、教育費・車の買い替えといったこれからの支出に残す分を先に決めて、残りを住宅の取得に充てます。

審査で借入額が出ても、毎月の返済が手取りの収入と固定費に見合うかは、自分の家計で見るしかありません。公式の資金シミュレーションが示すのも、住宅購入に必要なお金と用意する自己資金から求めた借入額です。

育休や転職で収入が変わる時期があるなら、その期間の家計も試しに組んでみます。

私がFPとしておすすめしたい順番は、毎月の手取りと固定費、将来の出費を書き出してから、返済に回せる額を決めることです。

借入額を考える総額には、本体価格だけでなく、別途工事と諸費用も入れておきます。

契約前の支払条件と入居後に残すお金

宅建士として、契約前には費用と支払条件を見てほしいと思います。見積書に加えて、土地の売買契約書や重要事項説明書、請負契約書も読み合わせます。同じ費用が2つの書類に出ていないか、どの書類にも出ていない費用がないかを確かめるためです。

売買契約書や建設工事請負契約書には印紙を貼ります。印紙税は、契約書の記載金額で決まります。下の表は、手元の書類を見比べるときの確認表です。

費目金額に含む範囲未確定の費用支払時期確認先
建物の本体価格本体に入る工事と設備打ち合わせでの仕様の変更請負契約書の支払条件見積書・請負契約書
引っ越し・家財引っ越し代・家財の購入代買い足す家具や家電入居の前後自分の家計の予定

表の「未確定の費用」に当たる項目は、見積もりの段階ではまだ金額が決まっていないことがあります。地盤改良費のようにあとから金額が決まるものは、予算に余裕を持たせておくと慌てずに済むはずです。

FPの視点で大事にしたいのは、返済のほかに、入居後に残しておくお金です。GRAND LIFEの平屋暮らしのページでも、家を建てたあと永く快適に住み続けるには、定期的なメンテナンスが重要だと説明しています。

毎月の返済額は、メンテナンスや家電の買い替え、日々の生活に回すお金を差し引いても、続けていける額が目安です。点検や修繕の内容と時期は家ごとに違うので、住宅会社の資料で確認しておくと、お金を残す計画に役立ちます。

家づくりにかかるお金や返済の予定、契約前の書類については、宅地建物取引士とファイナンシャルプランナーに無料で相談できます。契約を急がせることはなく、その場で答えにくいことは後日まとめてお返しする流れです。

よくある質問

住宅を買うときは、土地と建物の代金のほかに、諸費用もかかります。

Q

平屋では階段などのスペース分のコストを抑えられる?

A

抑えられる部分はありますが、総額まで安くなるとは限りません。GRAND LIFEの平屋暮らしのページでは、2階建てと比べて、階段・上り口・2階のトイレや廊下といったスペースの分だけコストを抑えられると説明しています。比べるときは、必要な部屋数と暮らしに要る広さ、建てる土地の条件をそろえて、総額で見ます。

Q

住友林業の坪単価だけで地盤改良費もわかる?

A

いいえ、坪単価だけでは地盤改良費はわかりません。地盤調査費は敷地の地盤や耐久力を調べる費用で、地盤改良費はその結果にもとづいて改良を行う費用です。その地盤改良費は、工法や面積の違いで大きく変わります。周辺の地盤と建てる土地の地盤が同じだとは限りません。見積もりに地盤調査と改良の費用が入っているかを、あらかじめ見ておきます。

Q

土地があれば給排水の引き込み費用は不要?

A

不要とは限らず、土地を持っていても引き込みの費用がかかる場合があります。ガス・給排水工事費は、前面道路などの下にある本管から、敷地の中へ引き込むための費用です。敷地の状況によって工事の内容が変わるため、見積もりに含まれているかを担当者に確かめることは欠かせません。土地探しの段階なら、候補地ごとに引き込みの見込みを聞いておくと、土地を比べる材料が増えます。

Q

資金シミュレーションの30%は一律の追加費用?

A

30%は試算に使う割合で、一律に追加する費用ではありません。公式の資金シミュレーションは「建築物工事費+諸費用」を建物価格の30%として計上していますが、これは一般的な金額を置いた仮定です。同じシミュレーションでは、土地にかかる諸費用も土地価格の7%として計上しています。すでに見積もりに入っている費用や、範囲のはっきりしない決算の数字から出した試算にそのまま足すと、同じ費用を二重に数えるおそれがあります。見積書の内訳を見て、まだ含まれていない費用だけを加えるのが基本です。

Q

住宅ローンの事務手数料と保証料は同じもの?

A

いいえ、別の費用で、払う目的も違います。事務手数料は、借り入れの手続きにかかる事務の費用として、借りる人が金融機関に払うお金です。保証料は、返済が難しくなったときに保証会社に肩代わりしてもらうための費用で、借り入れのときに金融機関へ払います。フラット35のほか、ネット銀行など一部の金融機関では、保証料がかかりません。

まとめ

住友林業が公表した引き渡し済み住宅の数字から、2025年通期と2026年1〜6月をもとに計算すると、坪単価の目安は約136.9万〜142.0万円です。

単純に掛け算すると、30坪で4,107万〜4,260万円、35坪で4,791.5万〜4,970万円、40坪で5,476万〜5,680万円が予算を考えるための試算額です。

実際に用意するお金は、土地代・付帯工事・諸費用まで含めた総額で考えます。見積もりは、含まれる範囲をそろえてから比べます。発売当時の商品価格を、検討中のプランの見積額の代わりにはしません。

返済額を考えるときは、日々の暮らしに使う分と、家のメンテナンスに備える分も手元に残しておきます。

まずは、希望する広さや仕様と手元の資料をもとに、必要なお金の合計と返し方を整理するところから始めるのがおすすめです。

この記事を書いた人

井口 梓美株式会社AZWAY 代表取締役

  • 宅地建物取引士
  • ファイナンシャルプランナー

宅地建物取引業 東京都知事免許(2)第0104708号

住宅会社の営業ではない第三者として、会社選び・土地・契約・資金計画の相談を受けています。記事は公式サイトと国土交通省の公開情報をもとに、宅建士・FPの視点で書いています。

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